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グーテンベルクの発明した可動金属活字は、同じものが何本も作られたということが革新的でした。グーテンベルクは貨幣鋳造技術を身に付け、1439年頃にはシュトラスブルクで鏡職人であったという記録があります。彼は彫金技術を身に付けていましたので、硬い金属を削って活字の元になる父型を自ら作ることができたと思われます。この父型を元に同じものを活字として複製する工程が、母型の作製と、母型をL字型ブロックで囲んでの鋳造です。母型は鉄でできた父型を銅に打ち込んで作られた雌型で、ここに溶かした鉛等の合金を流し込んで冷やすと活字が自然にできるように、図のような母型鋳型の装置が考案されました。
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