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インキュナブラ時代の紙は、ぼろ布を細かく裁断して水に溶かして発酵させ、それを水車小屋ですりつぶしてパルプ状にしたものを漉き桁 (mould) ですくって乾燥させたものです。手漉き紙は、全体が同じ厚さにならないで、漉き桁のすのこの目に従って厚さに違いができます。紙を光にかざすと薄い部分は明るく見え、数センチおきの太い線とそれに直角に密集した細い線が見えます。この太い線を鎖線、細い線を密線と呼びます。 全紙は縦方向に鎖線が見えますので、これを折りたたみますと判型によって下の表のように線の方向が変わります。
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