いくつかのインキュナブラには、活字が組まれていながらインクが塗られず、紙面にはプレスされた跡のみが見られます。少なくとも200点 のインキュナブラに見られるという研究もあります。印刷しない部分 (ブランク) が多い場合、印刷面を安定させるためにブランクの個所にも活字を組んだのではないかと言われています。
「インキュナブラ・コレクション」のアリストテレス『問題集』 (ライプツィヒ、C.カヘロフェン、1494) のタイトル・ページの下部にもその例を見ることができます。