阿部源十郎出品の水車紡糸機

『明治十年内国勧業博覧会出品解説』 10冊 (1878)

解説

水車で12個の歯車を回転させ、連動して紡車を回転させる。紡車は20本の紡錘を附し、一斉に20本の糸を紡ぐ。糸切れや車転の状況を常に監視するものが1人必要。1日に500匁の糸を紡ぐことができ、足利郡葉鹿村周辺では皆この機械を用いていたという。

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