山本政五郎出品の踏転繰糸機

『明治十年内国勧業博覧会出品解説』 10冊 (1878)

解説

1877年6月に初めて製造し、以来、甲府で盛んに使われたという。足踏みにより大きな輪を回して枠を回転させ、同時に歯車によって上部の送糸杆(かん)にも回転を伝えて揺り動かし、綾振り*を行う。

* 綾振り 糸が固着しないよう、巻き取る際に角度をつける。

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