新憲法の再検討をめぐる極東委員会の動き | 日本国憲法の誕生

資料と解説

5-5 新憲法の再検討をめぐる極東委員会の動き

1946(昭和21)年10月17日の極東委員会第30回会議において全会一致で承認された「新憲法の再検討に関する規定」(FEC-031/41)と、それを米国政府に伝える極東委員会事務局長の書簡、及び同封の議事録抄録。上記会議は、極東委員会の政策として、「憲法発効後、1年を経て2年以内に」、国会と極東委員会が新憲法を再検討することを決定した。議事録抜粋には、「憲法再検討」決定について、日本国民への公表の時期と方法をめぐる意見交換がみられる。その結果、憲法公布より早い時期には決定を公表すべきでないとの見解を持っていた米国代表の主張が通り、実際に極東委員会の決定が公表されたのは、翌年3月20日のことであった。

マッカーサーは、1947(昭和22)年1月3日付け吉田首相宛書簡で、連合国は、必要であれば憲法の改正も含め、憲法を国会と日本国民の再検討に委ねる決定をした旨通知している。これに対する吉田の返信(同月6日付)は、「手紙拝受、内容を心に留めました」というだけの短いものであった。

資料名 Provisions for the Review of a New Japanese Constitution (FEC-031/41)
年月日 17 October 1946
資料番号 極東委員会文書 Records of the Far Eastern Commission, 1945-1952 Box No. 204 "Policy No. 21;Provisions for the Review of a New Japanese Constitution (FEC 031/41,1946.10.17)" <Sheet No. FEC(A)1023>
所蔵 国立国会図書館
原所蔵 米国国立公文書館 (RG43)
注記 マイクロフィッシュ
資料名 Letter from Douglas MacArthur to Prime Minister dated 3 January 1947
年月日 3 January, 1947
資料番号 外交記録 A'1.0.0.1 「連合国最高司令官及び幕僚と本邦首相並びに各省要人との会談要録並びに往復書簡関係」の内 <GAI-1, Reel No. A'-0055>
所蔵 国立国会図書館
原所蔵 外務省
注記 マイクロフィルム
資料名 Letter from Shigeru Yoshida to General MacArthur dated 6 January 1947
年月日 6 January 1947
資料番号 マッカーサー記念館所蔵 連合国最高司令官総司令部文書 MacArthur Memorial Archives, RG 5: Records of General Headquarters Supreme Commander for the Allied Powers (SCAP), 1945-1951, SCAP Box No. 73 "Election - Flow Sheets" <MMA-3, Roll No. 66>
所蔵 国立国会図書館
原所蔵 マッカーサー記念館
注記 マイクロフィルム
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