資料と解説

3-17 「ジープ・ウェイ・レター」往復書簡

1946(昭和21)年2月15日、白洲次郎終戦連絡事務局参与は、松本烝治国務大臣の意を受けて、ホイットニー民政局長に宛て、GHQ草案が、松本等に大きな衝撃を与えたことを伝え、遠まわしに、「松本案」の再考を希望する旨の書簡を送った。白洲は、「松本案」とGHQ草案は、目的を同じくし、ただ、その目的に到達する道すじを異にするだけだとして、「松本案」は、日本の国状に即した道すじ(ジープ・ウェイ)であるのに対して、GHQ草案は、一挙にその目的を達しようとするものだとした。

この書簡に対して、ホイットニー局長から、翌16日、返書が寄せられ、同局長は、日本側が、白洲の書簡によってGHQの意向を打診し、「松本案」を固守しようとする態度に出ているとして厳しく反論し、国際世論の動向からも、GHQ草案を採ることの必要性を力説している。

資料名 Letter from Jiro Shirasu to General Whitney, dated 15 February 1946. (The "jeep way" letter)
年月日 15 February 1946
資料番号 Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 15
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
資料名 Letter from General Whitney to Mr. Shirasu, dated 16 February 1946, answering "jeep way letter"
年月日 16 February 1946
資料番号 Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 16
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
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