布施辰治「憲法改正私案」 1945年12月22日 | 日本国憲法の誕生

資料と解説

2-15 布施辰治「憲法改正私案」 1945年12月22日

布施辰治は、明治後期から人権擁護のために活躍した弁護士・社会活動家である。米騒動や三・一五(共産党弾圧)事件をはじめ、主に小作争議、労働争議、部落解放運動などに関する事件の弁護活動に尽力し、自由法曹団(1921年結成)の中心的存在であった。

この憲法改正私案は、布施が普選運動を契機に思索を重ねた「君民同治の理想」の観点から、日本の民主主義化と国体護持の調整を試みたものである。第1章で主権在民を明記した上で、第3章に天皇制の規定を置いている。他に、議会を一院二部制とすること、議会の開会を予算中心と決算中心の年2回制とすること、兵役に代わる国民の義務として勤労奉仕を規定したこと、などが特色として挙げられる。

資料名 憲法改正(私案) 布施辰治起案
年月日  
資料番号 入江俊郎文書 11(「憲法改正参考書類(憲法問題調査委員会資料)」の内)
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
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