資料と解説

1-8 トルーマン「日本の敗北後における本土占領軍の国家的構成」(SWNCC決定)を承認 1945年8月18日

統合参謀本部の承認を受け国務・陸・海軍三省調整委員会(SWNCC)が1945(昭和20)年8月11日に承認した「敗北後の日本占領軍の国家的構成」(SWNCC70/5)に対して、同月18日付けでトルーマン大統領が承認した覚書。日本の占領と軍政における他の連合国の責任と分担に関する米国政府の政策である。本文書は、最高司令官をはじめ主要な司令官は米国が任命し、米国が軍政において支配的発言権を行使することを規定する一方で、英中ソは米国とともに占領軍への実質的な貢献を求められるとし、米国の主導権は堅持しつつも、他の連合国との協調的な政策を形成する方針がとられた。本文書はその後、極東諮問委員会といった連合国対日占領管理機関の設置をめぐる議論の中で修正を受け、最終的に、日本本土の占領は米占領軍が主力となり、分割占領が回避された。

資料名 Memorandum for the President, Subject: NationalComposition of Forces to Occupy Japan Proper to the Post-Defeat Period
年月日 August 13, 1945
資料番号 国務省10進分類ファイル State Department Records Decimal File, 1945-1949 "740.00119 CONTROL (JAPAN)/18-1845" <Sheet No. SDDF(A)00444>
所蔵 国立国会図書館
原所蔵 米国国立公文書館(RG59)
注記 マイクロフィッシュ
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